軽めのgemをコードリーディングしてみた w/ wataridori
はじめに
この記事で紹介されているgemにとてもても親近感を覚えたので、コードリーディングの練習としてcommit logを最初から読んでみました。
最近esaの記事移行を試したり、API書いたりしていて、そのあたりの所作を学びたいというのがモチベーションです。
メモ
メモはコミット順に沿っています。
gemspecの記述
gemで使いたいgemの情報はGemfileでなく.gemspecに書く。
add_dependency "hoge", "0.0.1"
リファレンス https://guides.rubygems.org/specification-reference/
参考記事 gemライブラリの依存はGemfileではなくgemspecに記述する理由
テストしやすい書き方をする
以下ではtoken, from, toを渡す先をnewからfrom_teamnameに切り出すことで、 クライアントの差し替えを行い易くしている。
https://github.com/misoca/wataridori/commit/82faabb727bcd94e76542d898f6071cd4acdc83a
CI
ツールが小さいうちに導入するの良さそう
Circle CIの導入 https://github.com/misoca/wataridori/commit/97db850fd19447299248659fcb608d33ac641e52
RuboCopの導入 https://github.com/misoca/wataridori/commit/dc248d23bb71e07054c50ff411465d8dd5a8e946
ラッパークラスの導入
ラップしておくと今後の実装で便利らしい →レート制御、リトライ制御 https://github.com/misoca/wataridori/commit/c3dbba1caa916ae9a82cc1e37fdce05b94aaeef7
method_missingもここで用意している(メタプロ感)
ガード節という書き方(リファクタ)
普段使ってるけど名前があったのか。 処理の冒頭に条件判断とreturnを入れて例外処理を完結させる。 ネストが深くなるのを防止できる。
https://github.com/misoca/wataridori/commit/d55361632ea3f3e5ca320409ef7a2e5bb451e20d
参考記事 初心者向け。覚えておきたい 「ガード節」という書き方。
インスタンス変数へのアクセサをきちんと書く
今回はattr_readerだがこんな感じのセット
- attr_reader: 読み込み
- attr_writer: 書き込み
- attr_accessor: 読み込み&書き込み
https://github.com/misoca/wataridori/commit/2a229be5ad7185669c77334f9494679b28ef5fa2
リファレンス https://ref.xaio.jp/ruby/classes/module/attr_accessor
APIのRate Limit (利用制限)
結構最初の方に仕込んでるのでAPI利用時に注意することとしては高めぽい。
esa APIのRatelimitを表すクラスを追加 https://github.com/misoca/wataridori/commit/81ad20c8188891146de51f2683207497f0069f0a
Wataridori::Esa::ClientでRatelimitを考慮するよう機能追加 https://github.com/misoca/wataridori/commit/d22862b254798fbc7a2a7439c2a1af7d06faf141
例) GitHub https://developer.github.com/v3/rate_limit/
参考記事 APIとは?API Rate Limitってなに? WebAPIを設計するうえでの利用制限(Rate Limit)について調べた
テストの可読性を上げる
https://github.com/misoca/wataridori/commit/2cc1ba07a1e80a285f17182e59a477d56a8d61d9
ページネーションへの対応
https://github.com/misoca/wataridori/commit/8ebf6a70f3ddf76ea8a03b04eb1514d35b879314
なるほどこういう書き方をするのね 仕様としてnext_pageがないとnullが返ってくるのでそこでloopが終わる(loop処理はあとでリファクタされてました)。
def list_posts(category, per_page) posts = [] page = 1 loop do res = from_client.posts(posts_params(category, page, per_page)) posts += res.body['posts'] page = res.body['next_page'] break unless page end posts end
Hashie gemの導入
ハッシュをより便利に。 https://github.com/intridea/hashie
参考記事 ぼくのおすすめGem その2
ロガーでスクリプト実行内容を標準出力
何をやっているかをわかるようにする。 https://github.com/misoca/wataridori/commit/68f8f8d0158647e15a1e5fd44b6f159bd07ead47
コマンド追加とREAD ME追記
処理の改善
- コピー処理をページごとに実施することでメモリ効率を改善
- yieldの使い方要復習
https://github.com/misoca/wataridori/commit/23d7a0a93b38687d4ba9a7332d8a0768834a367f
データのまとまりは構造体にする
ここでもhashieが活躍 https://github.com/misoca/wataridori/commit/637553181956be2b678fcbfca9945cc5781961ad
参考記事 構造体を使ったプログラム
共用体というのもあるらしい。
リンクの書き換え用にnokogiriを導入
https://github.com/misoca/wataridori/commit/b255e92817c55fe085b95ba900ba8777bc5804af
https://github.com/misoca/wataridori/commit/80a2c018dabb4ca1a2b217e2d8ae7dfc4bf5ba76
こんちゃんさんが言ってたprivate accessorや↓
複数コマンド対応の書き方
https://github.com/misoca/wataridori/commit/448973083708bc87b44cd9ea20483bbaf4548db6
retry処理の導入
https://github.com/misoca/wataridori/commit/dea92a14e7b44ceec415bb764555a893bd305027
まとめ
普段はある程度形ができたリポジトリのコードを読むことが多いのですが、公開されるまでの流れを把握できる規模のコードを読むのはひよっこエンジニア的にかなり勉強になりました。
たまたま「名前に親近感を持った」という興味で読み始めたのですが、こういうOSS貢献しているMisocaさん素敵だなぁと思いました。
他業界から転職してきたWebエンジニアの1年後はまだまだ「楽しくてしかたがない」のか?
はじめに
これは#しがないラジオ Advent Calender 2018の17日目の記事です。
昨日16日目はVTRyoさんの記事でした。
「楽しく生きて何が悪い。楽しく働いて何が悪い」
力強く書き綴られた言葉が心に響く凄い記事でしたね。
本日のお品書きです
自己紹介
渡り鳥といいます。
今は某企業にてRailsエンジニアをやっています。 去年他業界から移ってきて、Webエンジニアになってだいたい1年ほどです。
元々PHPを書いていたのですが、諸事情により転職して今はRubyをメインに触っています。
最初の転職の経緯はこちらの記事に書いているので、もし興味ありましたら覗いて頂けると嬉しいですm(. .)m
ちなみにこの記事は、去年のしがないラジオアドベントカレンダーの番外編を勝手に書いたものです 笑
しがないラジオと出会って1年
僕がしがないラジオのことを知ったのは去年の秋頃だったのですが、他業界からWeb業界に移ってきた身として毎回楽しみに聴いています。
ゲストが続々
どんどんゲストが豪華になってきてますね〜
普段自分が触れない技術やマネジメントの話など、パーソナリティのお二人がわかりやすくゲストのお話を掘り下げてくれるのでありがたいです。また毎回ゲストの生い立ちから話が進むので、親近感を持ちながら聴けるところがすごく好きです^^
Meetup
今年は2回ありましたね。 先日の2回目には参加できなかったのですが、5月に行われた1回目に参加して受付や動画撮影などしてました。
参加してみて、しがないラジオがとても愛されていて、色んな人に影響を与え、背中を後押ししてくれる良いコミュニティを作り出しているのだなぁとすごく温かい気持ちになりました。僕も今年しがないラジオに背中を押される出来事があり、すごく感謝してます。ありがとうございます!
Meetupに参加したことのない方には、とても臨場感のあるVTRyoさんのブログがオススメです。
しがなく動き続けた1年
この1年、自分なりに色々動いてみたので、よかったこと/残念だったことなどつらつら書いていこうと思います。
1. 勉強会
今年の前半はジャンル問わず顔を出していました。言語的にはPHP/JS/Go/Ruby、また機械学習やデザインなども色々です。
[よかったこと] 色々見てみることで、自分が直に触っていないが盛り上がっているネタについて 知ることができた。 [残念だったこと] 浅く広く参加しすぎてそれぞれの技術を深堀りできなかった。
こんな反省を活かして、後半は勉強会のジャンルをRubyに絞る&参加数も抑えるよう意識しました。あとワークショップ形式やディスカッション形式など、今の自分に効果的だなと思うものに参加するようにしました。
試しに集計して見たのがこちら↓
※主催は後述の輪読会のこと
数は全然減ってませんでいた 笑
ジャンルについて見てみると、、
※こちらは輪読会は含めず
前半はだいぶカラフルですが、後半はRuby/Railsが圧倒的に増えてます。方向性はブレていない。よし!
[よかったこと] 手をつけるジャンルを絞ることで、技術的に少しずつ深堀りできるようになってきた。 継続して同じ勉強会に参加していると、徐々にコミュニティの一員になれてる感覚があり楽しい。 [残念だったこと] 特になし
2. 登壇
そんなこんなで勉強会に色々参加してみたのですが、だんだん話を聞くだけでは物足りなくなってきました。 発表してみるとすごく勉強になるよーと登壇者の方もよく言っているし、自分も何か発表したい。でも発表できるようなネタがない。。 と悶々として日々を過ごしていました。
そんな時omoiyari.fmの#22 「Trello があるので眠れない」を聴き、「とりあえずLT枠で申し込んでみて、内容は後から考える。きっと何か思いつく」というハック?を知り、5月に初めてWEBエンジニア勉強会の登壇枠で申し込んでみました。こちらはしがないラジオのsp6a/sp6bでゲスト出演されたOSCAさんが開催されている勉強会です。毎回話題が幅広く勉強になる上、発表初心者にも優しい会なので「今まで発表したことないけどどこか良い勉強会ないかな〜」という方はぜひ!
[よかったこと] 発表のプレッシャーがあるとインプットの質も上がる アウトプットの工夫をするのは楽しい 登壇するのは楽しい [残念だったこと] 特になし
(LT申込駆動は主催者のOSCAさんに少し心配されていたようなので、ご利用はほどほどに!笑)
今年はSQLから輪読会の発表まで色々発表してみたのですが、 来年はより技術を深堀りした話ができたらな〜と思ってます。日々精進です。
手前味噌ですが登壇した時の記事はこちら↓
【ブログ記事】【LTしてきた】WEBエンジニア勉強会 #07
【ブログ記事】【LTしてきた】WEBエンジニア勉強会 #08
3. 転職
最初の方にも書いたのですが、今年の6月頃に2回目の転職をしました。
何があったのか?
最初に転職してから5ヶ月ほどしたある日、 「諸事情により所属する開発部がなくなる」という話が浮上。。 当時の上司「ワイ、これから会社作るけど付いてくる?」 私「お世話になりました!(やべー!)」
30代でWebエンジニアになり半年、というなんとも微妙な経験値で転職することになり、
「周りと自分の実力差が見えてきた分、未経験の時より不安がでかいぞ」と若干焦りつつ転職活動を進めました。
ともあれ1ヶ月弱のナイス無職転職活動期間を経て内定を頂き、晴れてRailsエンジニアに。社内に強いエンジニアの先輩がいたり、自社でRubyの勉強会が開催されたりとすごく恵まれた環境にいます。
実はRubyに興味を持ったきっかけがsp.13b【ゲスト: pupupopo88】楽しいよちよちRubyistがコミュニティに貢献する理由で紹介されていたよちよち.rbに行き始めたことだったので、しがないラジオがきっかけで今楽しくRubyを触れているのは間違いないです!
よちよち.rbも良いコミュニティなので、ぜひ参加してみてください!
普段はRailsチュートリアルの輪読会ですが、最近は特別企画も開催されていて、経験問わず幅広く楽しめる会だと思います。
[よかったこと] 思いがけず転職することになったが、実は良い環境に移動するチャンスだった。 [残念だったこと] 特になし
4. 運営
色々な勉強会に参加する中で、技術力が突出してる訳でもない自分でも何かコミュニティの役に立てないかなぁと考え、 少しずつ運営側にも携わるようになっていきました。
WEBエンジニア勉強会の当日手伝い
実はWEBエンジニア勉強会で初めて登壇するとき、初めての当日スタッフもやってみました。
この時の会場はYahoo! LODGEさんで、OSCAさんのブログにも運営裏話が書かれているのですが、 大きな会場を借りる大変さやそれをやりきるということに微力ながら関わることができて、「次はどこかのカンファレンスに関わりたい」と思うようになりました。
カンファレンスの当日スタッフ
ということで勢いで申し込んだのがiOSDCでした。
普段iOSアプリ開発に全く携わっていないのですが、後述するバスケイベントに参加するうちに「iOS界隈楽しそう」と思うようになり、 その主催者のあかつきさんのブログで「とりあえずやってみればいいじゃん」という気になり(単純ですね 笑)、気がついたら申し込んでいました。
スタッフ当選のメールが届いた時には「マジか 笑」とビビりましたが、参加してみて最高に楽しかったです!
【ブログ記事】iOS開発未経験だけどiOSDC当日スタッフしてきたよ!
輪読会
こちらは先日のWEBエンジニア勉強会で紹介したのですが、今年の8-11月に「Webを支える技術」という本の輪読会を主催しました。
よちよち.rb後の飲み会でまたもやぷぽさんに背中を押され動いてみたのですが、 賛同してくれたメンバーに恵まれて最後まで走りきることができました。
煽られたとしても、それを実際に実行したのはカッコいいです。それだけでも尊敬にあたいします!
— みずりゅ (@MzRyuKa) 2018年11月9日
#WEBエンジニア勉強会10 pic.twitter.com/qhCcy64dcq
恐縮です。。
【発表スライド】みんなで読めばつらくない!Web技術の輪読会の話
最近はこの輪読会メンバーでRuby gemを作ってみたり、アドベントカレンダー書く会(まさにこの記事を書いてます)
来年からは徳丸本で有名な体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版 脆弱性が生まれる原理と対策の実践の輪読会をやる予定です。もし興味ある方がいればTwitterなどでお声がけくださいm(. .)m
[よかったこと] 小さなところからでもコミュニティに役立てることは嬉しいし楽しい。 煽りに乗ると思ったより良いことがある。 [残念だったこと] 特になし
5. 運動
僕は元々運動好きなのですが、ある日connpassを眺めていた時にこんな怪しげなグループを見つけてしまいました。
実はiOSDCのところでも出てきたあかつきさんが主催するバスケイベントだったのです。
知っている人が全然いない中、恐る恐る参加してみたのですが、楽しすぎて気づいたら毎度参加する常連になっていました。
もくもく会→運動→飲み会、のゴールデンルートは最高なので気になった方はぜひ参加してみてください〜
[よかったこと] よく知らない場所にもえいやで飛び込んでみると良いことある。 [残念だったこと] 特になし
まとめ
今年は気づいたらしがないラジオの影響で色々前進していた1年でした。
僕はエンジニアとしてまだまだ未熟で毎日学ぶことだらけですが、引き続き楽しんでやっていきたいです。
ということで、他業界から転職してきたWebエンジニアの1年後も、、
楽しくてしかたがない!
明日、18日目は@kdnaktさんです。 内容は「しがないラジオの感想の予定」とのこと。お楽しみに!
【参加メモ】第1回 Nuxt.jsハンズオン 初心者編
最近Vueのチュートリアル触ったし、Nuxtも触ってみたいなと考えてたところでライブ配信ありの情報を見つけたのでリモート参加してみた。
ハンズオンの資料はリンク貼っていいかわからないので貼らないけれど、 イベントページからslack参加すると当日のハンズオンチャンネルがあるのでそこで見られる (エラーの対応ログも残ってるので良きです)。
配信動画は今は見られないみたい。
参加のモチベーション
Nuxtなんぞ?を触りながら感じたい
Nuxtの特徴
- 環境構築が楽
- ディレクトリ構成が決まっている
- Vue.jsはインターフェースが整っているので、誰でも同じ様に書ける。
- Sassが使える
- HTMLそのまま使える(JSX書かなくて良い)
- 動きをつけやすい
- モジュールが便利
- 静的サイトジェネレータ
途中で
Nuxtは学習コストが低いわけではなく、 インターフェースが整っているだけ
というコメントがあったのはなるほどなぁという感じだった。
ハンズオンの流れ
最初にサーバー起動して以降は ほぼVueのハンズオン的な感じで進み、 こちらも流行りのNetlifyを利用して静的サイトをデプロイして終了。
といった感じだった。
Nuxtを使いこなす、というところまではいかないけれども、 最後にデプロイできる体験はハンズオンとして良いなぁと思う。
まとめ
- まだVueをまともに触ったことない人はまずはVueからちゃんとやった方がいい感じ。
- Nuxtを触りたいモチベーションって普段フロントでVue触ってて、サーバーサイドのハードル下げつつアプリを作りたいところにあるのでは。
逆に普段Railsなどサーバーサイド触ってる立場からすると、そこにVueを組み込むのが早いと思う。
→なのでちゃんとやるなら、自分もまずはVueかなと。
【参加メモ】第一回 エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 読書会
最近DDDの勉強会をよく見るなぁ、と機運が高まっていたので参加
evans-ddd-book-read.connpass.com
今回は初回ということで全体構成の紹介とまえがき・第1章の解説でした。
主催者の@moaieeeさんが時折笑いを交えながら、全体的に緩やかな雰囲気で進められました。
詳細な説明よりは、イメージを掴んでもらうようなゆるいスタイルの解説的な感じで進みそう(な予感)です。
全体構成
1,2部の話は正直つまらないかも、とのこと
自分の理解度に応じて参加回を決めてOK
- 1部 用語の定義と動きの紹介
- 2部 モデル駆動開発の基本構成の紹介
- 3部 実用的なモデルの設計と実装の話
- 4部 より大規模な設計の話
まえがき
モデルとは何か?
あるものを抽象化したもの
モデルを蒸留する
モデルまでだけでなく、実装までやってくぞ、という話
第1章
構成
やり方
モデルを取り出す5つのポイント
モデル化
モデルを取り出す流れ
PCB回路の例
実装化
モデルを適用したコード
貨物の運搬の例
モデルを取り出す
〜知識を噛み砕く〜
PCB回路の例
ヒアリングから徐々にモデルを作り出していく
人により言葉の定義が違う
ヒアリングを進めるうちに目的が曖昧になりがち。。
→実は、回路の遅延回数を知りたい。それを表すモデルが欲しいことがわかる。
ここでは何が言いたかった(と思われる)こと
設計者へのヒアリングを繰り返すことで、知識を噛み砕き、 モデルを洗練させていきましたよ、という例。
最初から完璧なモデルはできないので、継続的な学習により深いモデルが出来上がっていく。
【参考】
- ユースケース駆動開発実践ガイド
- ICONICプロセス
- ラショナル統一プロセス
船に載せる貨物の例
最初の簡単な例を作る (航海に貨物を載せる) ↓ 制限の追加 (最大予約数を実装に反映) ↓ 新たな制限の追加 (さらに実装に反映) ↓ (洗練を繰り返す)
【参考】
- [DDD]ドメイン駆動設計で実装を始めるのに一番とっつきやすいアーキテクチャは何か
- 久保秋 真さん
-
ドメインエキスパートとどうコミュニケーションを取るのか問題
例:カスタマーサポートなど
早くも2回目が公開されてる
evans-ddd-book-read.connpass.com
こちらも気になる ddd-community-jp.connpass.com
【Ruby】putsの返り値はnilらしいと聞いて色々みてみた。
きっかけ
Railsチュートリアルを眺めててたら
4.2.4 メソッドの定義の演習3で
palindrome_tester("racecar")に対してnil?メソッドを呼び出し、 戻り値がnilであるかどうかを確認してみてください (つまりnil?を呼び出した結果がtrueであることを確認してください)。 (以下略)
def palindrome_tester(s) if (条件。問題なので省略) puts "It's a palindrome!" else puts "It's not a palindrome." end end
と書いてあり、なんでだろ?と思ったので調べてみた。
また、 注記13にもこんなことが書いてある。
実際には些細な違いがあり、pメソッドは画面出力だけでなく戻り値も オブジェクトになります。 しかし、putsメソッドの場合は引数によらず必ずnilが戻り値になります。 (以下略)
リファレンスを見てみる
module function Kernel.#putsより
puts(*arg) -> nil 引数と改行を順番に 標準出力 $stdout に出力します。 引数がなければ改行のみを出力します。 引数が配列の場合、その要素と改行を順に出力します。 配列や文字列以外のオブジェクトが引数として与えられた場合には、 当該オブジェクトを最初に to_ary により配列へ、 次に to_s メソッドにより文字列へ変換を試みます。 末尾が改行で終っている引数や配列の要素に対しては puts 自身 は改行を出力しません。
なるほど標準出力されるのか〜
元々標準出力に向けてアウトプットするためのメソッドであり、返り値を得るようにはできてないですよってことなのだろうか。
似ているメソッドとして、module function Kernel.#pも見てみる。
p(*arg) -> object | Array 引数を人間に読みやすい形に整形して改行と順番に標準出力 $stdout に出力します。 主にデバッグに使用します。 引数の inspect メソッドの返り値と改行を順番に出力します。つまり以下のコードと同じです。 print arg[0].inspect, "\n", arg[1].inspect, "\n", ... 整形に用いられるObject#inspectは普通に文字列に変換すると 区別がつかなくなるようなクラス間の差異も表現できるように工夫されています。 p に引数を与えずに呼び出した場合は特に何もしません。
こっちは出力した情報を色々抜き出したりできるよう、返り値がオブジェクトになっているっぽい。
試してみる
Rails上で比較してみた。
- メソッドではメッセージ作成のみ。viewで
<%= %>
# 例えばapplication_helper.rb def thanks_message(user_name = "ユーザー") "#{user_name}さん、ありがとうございます" end # 例えばthanks.html.erb <div class="thanks_message" <%= thanks_message(@user.name) %> <div>
<結果>
当たり前だけど(ユーザー名)さん、ありがとうございます
と表示される。
- メソッド内でメッセージをputsして、それを
<% %>
viewに埋め込む
# 例えばapplication_helper.rb def thanks_message(user_name = "ユーザー") puts "#{user_name}さん、ありがとうございます" end # 例えばthanks.html.erb <div class="thanks_message" <% thanks_message(@user.name) %> <div>
<結果>
viewには何も表示されない!
一方、rails s
してるconsoleの方を見てみるとこっちに出力されてた。
色々試したが整理するとこんな感じ↓
メソッド内の出力メソッド↓/viewの表記→ | <% %> | <%= %> |
---|---|---|
なし | 非表示 | 表示 |
puts | 非表示 | 非表示 |
p | 非表示 | 表示 |
(pでも表示できるけど無駄感ハンパない。。)
余談
そもそも<%= %>
は何を出力してくれるのか
結果を出力
なるほどわからん。
# <%# WRONG %> # Hi, Mr. <% puts "Frodo" %>
はい、ごめんなさい。。
- erb(Eruby)のソース github.com
ここらへんだろうか https://github.com/jeremyevans/erubi/blob/master/lib/erubi.rb#L129-L133
when '=' rspace = nil if tailch && !tailch.empty? add_text(lspace) if lspace add_expression(indicator, code) add_text(rspace) if rspace
# Add the given ruby expression result to the template, # escaping it based on the indicator given and escape flag. def add_expression(indicator, code) if ((indicator == '=') ^ @escape) add_expression_result(code) else add_expression_result_escaped(code) end end # Add the result of Ruby expression to the template def add_expression_result(code) @src << " #{@bufvar} << (" << code << ').to_s;' // to_sで文字列に変換 end # Add the escaped result of Ruby expression to the template def add_expression_result_escaped(code) @src << " #{@bufvar} << #{@escapefunc}((" << code << '));' end
結局の所to_s
で文字列に変換してるということらしい。
to_sはObject classのメソッドなので、何でも文字列として返す(はず)。
例えば対象がarrayでも
[1, 2, 3].to_s =>"[1, 2, 3]" # 返り値はこんな文字列になる
まとめ
- putsの返り値はnil, pの返り値はarrayオブジェクト
- viewに出力するときはオブジェクトを用意して素直に
<%= %>
で書こう
技術書典5 ゆるく参加したレポ
この1ヶ月続いた3連休シーズン最終日は技術書典5でした。
前回に引き続き、今回も一般参加してきたのでそのレポです。
事前準備
今回は初めて池袋サンシャインシティで開催されました。
会場の広さが前回までの秋葉原UDXと比べて3倍とのことで参加サークルも増加、事前のサークルチェックは必須です。
公式ページのチェックリストで事前チェックを入れておくと、会場地図にチェックしたサークル位置がハイライトされてとても便利でした。
技術書典へ向かう
前回「DNSをはじめよう」で話題になった@mochikoAsTechさんがとてもわかりやすい記事を書かれていたため、会場までスムーズにいくことができました。
最高参加ガイドだhttps://t.co/Jn4X1LlEe6#技術書典5
— 渡り鳥🐥 (@migrateur_k) October 7, 2018
#技術書典
ちょっと誤算だったのですが今回は整理券がなかったため(行きがけの電車でtwitter眺めてて気づいた)、予想外に行列に並ぶことになりました。ちゃんと事前チェックおけば良かったなぁ、というのが今回の反省です。
入場前行列に並ぶ
なんだかんだ早め(10:20くらい)に着いたので、11:20くらいには入場できました。
会場の地図をチェックしたり、出展者さんの記事を読んでたりしたので、そんなに苦ではなかったかな。
今回の戦利品紹介
私は人気サークルの物理本にこだわりはなかったので、端から順繰りまわりました。
戦利品はこんな感じ↓
技術書典はあまりRuby本がないのですが、最近気になるJS(Nuxt, React, etc.)やかわいすぎて一目惚れした@tdakakさんのシールや、最近輪読会でお世話になっているとらLabさんの薄い本(無料!)、よちよち.rb関連でお世話になっている@pupupopo88さんの教育心理本など色々購入しちゃいました。
ラインナップを見ると、私の最近の課題がだいたいわかりますね 汗
初めて行く人向けメモ
#技術書典とか見てるとめちゃ混んでそうだし尻込みしてしまうと思うんですが、ゆるく参加するなら〜的なメモです↓
時間帯
物理本にこだわらないなら、午後2時くらいから参加でOK
DLカードを用意している出展者の方が多いので、よほど遅い時間帯でなければ大抵の本は手に入ると思います。
また後からBOOTHなどで買える本も結構あるので(特に人気の出展者さん)、当日手に入らなくても大丈夫。
持ち物
ここら辺持っていけばOKかと。
- 小銭
- 飲み物
- 軽食
- タオル
小銭に関しては簡単後払いシステムを利用するとQR読み込みで購入できるのでかなり便利です。
買い終えたら
ハッシュタグをつけて戦利品写真をツイートしてみましょう。参加した感がアップするし、出展者の方が反応してくれるとテンションも上がります 笑
まとめ
前回は圧倒的ぼっち参加でしたが、今回は知り合いが出展者として参加していたり、会場撤収後も戦利品お披露目会したりなど、 かなり楽しかったです(・ω・)b
ジョナサンでお披露目会#技術書典5
— 渡り鳥🐥 (@migrateur_k) October 8, 2018
#技術書典 pic.twitter.com/oPZFEOVBsc
輪読会で利用した「とらLab」が良い感じだった
きっかけ
最近よちよち.rbで知り合ったメンバーで「Webを支える技術」の輪読会をやっているのですが、毎週開催のため毎度会場どうしよう問題がつきまとう。。
そんななか見かけたのがこちらのツイート
行ってみました。https://t.co/MTMa76ZHeK
— あんどう@人工知能と競艇 (@t_andou) 2018年9月9日
エンジニアは無料で使える、だと、、
しかもイベント利用でも無料、だと、、
行くしかない!( ゜∀ ゜)
というわけでこちらのフォームから申し込み (今回は@chinatz_さんがやってくれました)
https://news.toranoana.jp/64239
とらLabへのアクセス
とらLabがある秋葉原虎ビルは、銀座線末広町駅のすぐ近く。JR秋葉原駅からは少し歩きます。
入口前の張り紙
とらのあな2ndに入ってすぐ右側のエレベータから4Fに上がるとすぐです。
とらLabの様子
少し早めについたところ、、
もう会場セッティングが済んでた。。!神対応!
会場に着いて感じたのですが、かなり落ち着ける雰囲気で(あまりとらのあな感はないかも)集中できそうな環境です。もちろんwi-fiもあります
せっかくなので会員カードも作ってみた。
ウワサ?のプログラミング言語アンケート。Javaが多いのかな
Ruby勢力拡大しときましたw
誰でも書き込めるコミュニティノートもあります。 中身が気になる方はぜひ行ってみてください。
直近のイベント
スケジュールの状況はコチラでも確認できます。 イベントで貸し切りのケースもあるため、訪問前に確認しておいた方が良さそうです。
技術書典5にも参加されるんですね〜
輪読会の様子
ちらっと見えますがesaにまとめながら進めています。 輪読会の話はまた別記事で書こうと思います。
というわけで、ありがとうございました!
プロジェクタ、変換ケーブルなどもあり、勉強会を開くのに必要なものも一通り揃ってる良い環境でした(無料だし!)。
その場で次回の会場申し込みもdone(・∀・)
公式のハッシュタグはないらしいですが#とらLabにつぶやくと中の人も見てくれてるみたいです!
感想やシェアも歓迎とのこと