渡り鳥の旅路

元半導体系エンジニア、今Webエンジニアの雑記

Ionicで作るモバイルアプリ制作入門[Angular版]を読んだ

このところReactで粛々と素振りしてたのだけど、Ionic/Angularを触る予定ができたので入門してみた。

フロント寄りの本はご多分に漏れず寿命が短いが、出版後のライブラリのバージョンアップについてもサポートページ通りで進めていけば詰まらず進めることができた。

サポートページはこちら↓

github.com

Firebase周りはいくつか変更点があり、自分でよしなに対応した。

  • プロジェクト作成時にDatabaseが作成されないので、必要に応じて生成する。
  • 認証機能を利用するにはプロジェクト作成後、有効にしておく必要がある。

本の構成

こんな感じ↓(目次通りではない)

  • Ionic/Angularの概要
  • 開発準備
  • チュートリアル1:まずはCRUD
  • チュートリアル2:外部APIを利用
  • チュートリアル3:リファクタリング
  • チュートリアル4:ネイティブ機能に触れる
  • チュートリアル5:非同期処理、Firebaseとの連携

感想

対象読者としてはじめて開発する人でも手を付けられるように、というコンセプトが随所に感じられる内容だった。 各トピックに深入りはしないが必要なものは押さえておくという進め方のため、Web開発者ならほぼ詰まらず進められると思う。

実はIonic/Angularについて最近まで全然知らなかったのだけど、調べてみると知らなかっただけでちゃんとエコシステムそろってるのだなぁという発見があった。あとフルスタックなフレームワークという面で、普段Rails触ってるとAngularへの自分の馴染ませ方は似てるのかもというのが、今のところの印象。

次の課題

  • Angularの思想、書き方を理解し書きこなせるようになること。この記事をベースにするとポイントを外さずに進められそう。

  • 非同期処理(Promise, async/await)に慣れる。今まであまり使ってこなかったが、本書を読むとバンバン出てきてるのでまじめにやるかという気持ちになった。

  • ネイティブアプリ文脈での常識をインプットする。具体的には、iOS/Androidのデザインのガイドラインを確認、Cordova/CapacitorのNativeのAPIをドキュメントで把握、など。