渡り鳥の旅路

元半導体系エンジニア、今Webエンジニアの雑記

【ゆる輪読会録】[試して理解]Linuxのしくみ

はじめに

6~8月にかけて[試して理解]Linuxのしくみの輪読会をしているので、その紹介です(あと2回で終わりそう)。

きっかけはこちら

本の紹介

gihyo.jp

Linux上で実行する処理がどのように動くか?を手を動かして実験しつつ学んでいく本です。

Linuxでの簡単なオペレーションはできることを前提としています。

必須ではありませんがサンプルコードがC言語のため、C言語がわかると+αの実験を試しやすいです(というかC言語が分かりたくなります...!)

目次

第1章 コンピュータシステムの概要
第2章 ユーザモードで実現する機能
第3章 プロセス管理
第4章 プロセススケジューラ
第5章 メモリ管理
第6章 記憶階層
第7章 ファイルシステム
第8章 ストレージデバイス

進め方

ちょうどそのころ見かけた読書会記事のコンセプトが、今回の趣旨にちょうどよく、参考にさせていただきました。

scrapbox.io

雑に書くと、

「とにかく事前準備の負担を減らす。当日は本/PC/体だけ持っていけばOK」

というコンセプトで進めました。

場所取りしやすさを優先して、@makicamelさんの会社と自社の会議室を週末に借りて開催しました。

集合したら最初にアイスブレイクして、代わる代わる声を出して読み進めつつ、モブプロ的に実験をします。

準備がない分、(みんな大好き)esaに学んだことまとめつつ、実験結果をペタペタ貼りつつ進めました。

<最近出た推し機能>

ReleaseNotes/2019/08/05/同時編集が可能なEditor v2のオープンβテストを開始します - docs.esa.io

準備

事前準備の負担を減らす、と書きつつLinuxの環境は必要なわけで。当時Dockerの勉強もしていたので、練習がてらDockerで実験ができるよう輪読会向けリポジトリを作りました。

Dockerを入れてスクリプトを2つ叩けばすぐLinuxの実験ができるようになっています。

github.com

輪読会中は用意したコンテナ上で実験を進めていきました。6章以降で再現できないものもありましたが、概ね良い感じでした。

参加者はだいたい2-4人で小規模催行です。

振り返り

Keep

  • 開催のハードルが低く、かなり続けやすい。
  • わからないところはどんどん相談できるので理解が深まる。
  • 複数人でわちゃわちゃ実験するのは楽しい。
  • Dockerだと軽量で環境構築も簡単

Problem

  • その分野に詳しい人がいない回ではなかなか理解が進まない(輪読会のコンセプトと表裏一体ですが)
  • Dockerで全ての実験を再現できるわけではない。
  • アイスブレイクの近況報告が毎度長くなってしまうw

Try

  • より実践的なLinuxオペレーションも身に着けたい。
  • C言語、分かるようになりたい。

gihyo.jp

まとめ

雑に始めた輪読会でしたが、「ぜんぜんわからん分野をゆるく読書会する」方式、オススメです。