【スタテク読書会】「Linux標準教科書 ver2.0.0.」を読もう#2 に参加してきた
前回に引き続きスタテクさんのLinux読書会に参加してきたので、そのレポートです。
今回も雑談駆動の勉強会でした 笑
前回の様子はこちら↓ roo-ashi.hatenadiary.com
課題図書
今回はLinux標準教科書(Ver2.0.0)の第3,4章が事前課題でした。 (実際は話が飛んで5章の範囲までやっちゃいましたが。。^^;)
メインパート(質問からの雑談)
Q1 正規表現のおススメ勉強法
これは僕の質問です。 grepの検索条件で正規表現を使うのですが、以前業務で正規表現に苦しんだことがあったので何か良い勉強法がないかなと思って聞いてみました。
(回答いろいろ)
- 実際のところベテランでもたまにしか使わないので、都度調べながら対応している。
- お題を決めて練習する(電話番号、メールアドレスなど)。 ググってみたら正規表現のドリルがありました。
- 正規表現チェックツールを使う。 正規表現チェックツールまとめ - Qiita
- 言語ごとに表現が違うので、それぞれのリファレンスを見に行く。
- 正規表現は手続き型言語とは違うことを念頭におくと良い
- 範囲を選ぶときは、ASCIIコード表が指定する順番に注意
いつの間にかログの話題に派生して、tailコマンドのオプションの話になってたり。。
Q2 Linuxの効率的な勉強法
Linux勉強してると今どの辺まで理解できているかよくわからない、という意図だったと思います。
(回答いろいろ)
- 全体感を把握するなら、LPICの本を見ると網羅的な知識が整理されているのでよい。試験は高いので仕事で必要なときだけ取ればいいのでは、とのこと 笑
- コマンドリファレンスを一気読み ->コマンドが何となく頭に残っているだけでも、発想力が違ってくる。
- Linuxを要らないPCに入れる業務を通して覚えた->やってみると気にするべきところがたくさん見えてくるので勉強になる(セキュリティとか)
- Gitのリポジトリの共有設定の話->Gitサーバー - Gitosis
- まずはオープンソースの環境構築を立ち上げてから、アプリケーションを作ってみるのが良さげ
- 環境構築で使うコマンドは意外と少ない
Q3 パスを通す、とは?
前回のブログに書きました↓ roo-ashi.hatenadiary.com
Q4 ログの見方について
さらっと見るときにはlessコマンド等でチェックするが、分析等するなら環境用意してツール使った方が良いというお話でした。
(回答いろいろ)
- 基本的にはgrepで自分が見たいログがあるかを検索して、lessで確認する。
- データとして扱うときはログ収集ツールを使う。->fluentdとか
- elasticsearchやkibanaといったちゃんとした基盤にに入れると便利
Q5 意外と知らないけど知っておくと便利なコマンドシリーズ
-v
を入れるとコマンドに対するフィードバックが帰ってくる。!$
にはコマンドを打った最後の結果が残る。例えばmkdirした直後にcd !$
と打つと作ったディレクトリに移ることができる。cd -
で一つ前にいたディレクトリに戻る。OLDPWDという環境変数に一つ前のPWDが保存されているのでそれを見ている。readlink -f (シンボリックリンクのパス)
とするとシンボリックリンクのリンク先を確認することができる。
まとめ
今回は(も?)読書会でありながら教科書をほとんど開かない感じで進みましたが、質問を起点として話題が縦横に広がるとても勉強になる回でした。今回初耳で消化しきれてない話題がたくさんあったので、これから少しずつ調べていきます。
次回は3/24 (土) 開催予定とのことです!